兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

ひとり言

藤田孝夫

入学式ウィーク

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卒業式は2月議会中でもあり殆ど参加の機会はありませんが、入学式は議員の都合としては参加しやすい時期と言えます。老人大学2校、高等学校1校の式典に参加し、お祝い申し上げました。

これからの日本で最も注目されている農、新入生の皆さんは良い選択をされました。但馬農業高等学校への入学おめでとうございます。

///////////////東京府中市にある都立農業高校では179人が入学しました。かつては農家を継ぐ男子生徒が多く通っていましたが、年々女子生徒の割合が高くなっていて、ことしの新入生はおよそ7割(68%)に当たる121人が女子生徒となりました。 学校によると、フラワーデザインや本格的な洋菓子や和菓子作りを学べたり、調理や茶道に関わる資格が取れたりするなどが人気要因 新入生の女子生徒は「将来は緑に関わる仕事に就きたくてこの学校に入りました。女子が多いのは農業をテーマにした漫画などがはやっている影響もあるようです\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ ニュースより

遠い東京の話ではありません。昨年神戸市内に 「農業高校レストラン」という名の居酒屋が2軒オープンしています。行ってきました。

◇香住産ホタルイカの炙り  ◇神戸ポークの焼き豚  ◇香住高等学校直送♪ツナポテサラダ ◇県農豚のうま煮 ◇大人気!生徒がリアカーで売り歩く大根の竜田揚げ ◇県農OBヒライ精肉店ミンチカツ  ◇篠山の黒枝豆  ◇蓮根チップス ◇春菊の県農OBサラダ 、大丈夫かな? ◇但馬農業高等学校の但農鶏の唐揚げ  ホットしました。

農業に関わる学科がある公立高校では、全国的にも女子生徒の割合が増える傾向にあり、文部科学省の調査では、昨年度、全体の49%が女子生徒で、20年前より15ポイント高くなっているということです。

但馬農業高校の校訓「汗をいとわず、命を尊び、日々高きを志す」は現代社会に欠落しかけている、しかし誰もが重要だと認識し始めた生きる姿勢や人生訓としての示唆に富んでいます。株価や通貨相場に一喜一憂する現代では人工的な評価基準でゲームのルールを学べば短期的に優秀な結果が得られるかもしれません。しかし長期的な人間関係、社会では永続的な価値を生み出すことはできません。校訓を農業に例えると春に種まきを忘れ、夏に遊び呆け、秋になってから収穫を得るために必死に頑張るのではなく、必要な努めをコツコツ果たし作業は行わなければならない、蒔いたものしか刈り取ることはできない、そこに近道はないということをあらわしています。  

人の成長や人間関係も自然界のシステムの一部であり農業の法則が支配しているのかもしれません。そのような意味において平均的必修である学校教育・教科はもちろん、但馬固有の地域資源でもある農畜産とその技術を学ぶと同時に自然の摂理を体験しながら理解してゆくことは高校教育の新たな分野でもあります。やがて地域を担ってくれる期待が高まります。

時流は地域創生、農業特区など確実に追い風が吹いています、この機を逃さぬよう精一杯取り組んで行かねばなりません。新入生の大きな将来の可能性をより具体的に実現するための三年間となるようご期待申し上げお祝いさせていただきます。ありがとうございました。  
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