兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

但馬地域専門職大学、予算特別委員会3

  1. 但馬地域専門職大学が求める学生像について
「知識基盤社会」と言われる時代を迎えた21世紀の経済社会においては、新しい産業・職業が次々と生まれる。アメリカにおいて「2011年に米国の小学校に入学した子供達の65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就くだろう」との予測もされている中で、今ある職業の多くが、近い将来、新たな職業に入れ替わっていくことも想定しなければならなくなっています。多くの仕事が機械やコンピュータに置き換えられ、「人が担う仕事」の領域も変容していくと予測されており、人が担う業務は、より人間的なコミュニケーションを伴う業務等へと移行するとともに、「経済のサービス化・ソフト化」がより一層進展していくことも予想されます。
同質的と言われる日本の職場集団の有り様にも変化が進み、個々の企業等の中に集積された暗黙知を形式知化して継承することや、さらには、これらを理論化・体系化して、生産性の向上へとつなげることの重要性が指摘されています。産業の高度化・複雑化に伴い、職業人に求められる能力も高度化・多様化しています。個々の職業人にあっては、自己の従事する職業における専門性の高度化とともに、複雑・困難な課題に対応できる実践力の強化を求められる状況にある。
秋田国際教養大学では、
世界各国から留学生を受け入れ、語学以外のすべての授業のうち98%を英語で行うなど、グローバル教育に力を入れています。そのため、同大学のアドミッション・ポリシーでは、グローバルな環境に適応し、問題を解決する能力を求めています。 ・英語で教養教育を修めるに足る十分な英語運用力を獲得する意欲を持ち、 ・バランスのとれた教養教育科目を履修要件とする本学のカリキュラムを理解しこれに積極的に挑戦し、 ・留学などで直面する困難な問題にも自立的学修者として取組める強い意志と、多様な背景を持つクラスメートあるいは留学先の人々と協働できる能力を高める意欲を有する ことが必要です。
但馬に新しくできる専門職大学も時代潮流に即した、専門職大学ならではの求める学生像が必要であると考えますが、当局の所見を伺います。  
2.但馬地域をフィールドとした教育について
「但馬の若者流出を止める!」「但馬の若者の進学選択肢に地元が加わる」など但馬の若者が流出しない事を期待する声もあります。実際のところ、広く県下あるいは全国からの学生募集が行われ、相当意識の高い学生が受験するのではないかと思われます。
考えてみれば、演劇場、ホールなどの興業では動員のしやすさなど都市部が採算上有利です。しかしこと演劇創作・実験ではどうでしょう。そんなに差が無いばかりか但馬のゆったりした静かな田舎環境、野外ステージや背景、借景は但馬ならではの四季変化の大きさもあり何者にも代えがたい魅力にすら感じます。
人口流出が続く地域に新たな時代感・価値観を持った若者が4年間ここ但馬で暮らします。学習のフィールドは学舎に留まらず、ジオパークや日本遺産、高原や日本海、研究テーマは地域固有の産業や地芝居など日本のどこでもあるけれど未だスポットが当たっていない伝統や慣習、方言などは未知の可能性を秘めているように感じます。また小中高等学校との授業連携はきっと但馬の子供たちにも良い影響を与えてくれるでしょう。
但馬地域をフィールドにどのような学びを提供していこうと考えているのかをお伺いします。  
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