田舎塾

前回は基本的な財政状況について理解を深めて頂きました。今回はそんな厳しい中にあっても「但馬は捨てたもんじゃない!」こんな視点から但馬の特性や可能性について、但馬県民局長を講師に迎え意見交換を行います。。
但馬の課題と今後の展望、私達にできることを次第に明らかにして行きたいと思います。
記
日時:平成24年9月28日(金) 19:00~ 21:00
場所:但馬長寿の郷 視聴覚室(研修棟1階)
講師:兵庫県但馬県民局長 石井孝一 氏
テーマ「但馬の特性と可能性」
田舎塾とは
将来への希望を見出しにくい経済状況からくる不安が政治行政への不信に繋がっています。税収が伸びない中、少子高齢化で医療・介護・年金など社会保障関係費が増大し続けることにより将来発展に向けた戦略的施策が打てなくなっているからです。解決方法は、まず現況を正しく知ること。次に対応策、解決策を見つけること。そしてそれぞれが自ら実行することです。
一人で悩む時間を、みんなで知恵を出し合い、協力できる時間に変えることからはじめましょう。
“三人寄れば文殊の知恵”都市での消費経済生活では見えない価値が田舎にはあるのでは、もちろん経済的な数値も求めて行きますが、それは今まで数値で評価されなかった田舎の有形無形の財産の価値を解りやすく示すことにも繋がります。
既存制度の限界(閉塞感)を突破できるもの、私は田舎にこそあるような気がしてならないのですが、整理し切れていないのです、いっしょにやりませんか?
理念:土着暮らしのメリットをあらゆる角度から解析し、地域での具体的な暮らし方の提案と実践を
目的とする。そのため政治、経済、教育、福祉など分野を限定せず研究し、地域リーダーたる資
質向上を目指し、もって田舎で暮らす事の意義を高める。
(今、流行の選挙のための政治家育成を直接の目的とするものではありません)
研究テーマ:起業・職業、金融経済、市政・県政・国政、家族親族、地域、住まい、自然環境、IT(WEB・物販)、教育、趣味、
予定講師:但馬県民局長、市県部局長・課長、関西広域連合事務局、南但広域自治組合、ジオパーク事務局、設計士・建築士、公認会計士・税理士、民間会社・・・・Etc
運営:講演・意見交換、現地調査、
例会:偶数月、隔月開催(2,4,6,8,10、12月)
会費:年会費1000円(通信費、会場費他)
「土着暮らし」とは自分の土地、家、墓地他不動産を取得し、そこで暮らすことです。都合が悪くなれば引っ越す事を前提とした仮住まいではない土着暮らしは、不動産管理をはじめ家族・地域への責任を果たしながら暮らす事です。
八鹿病院は、地域の安全安心の象徴・拠点であり市役所と共に養父市で最も大きな経済流通高を誇る組織です。市民や但馬に住む多くの住民がなるほどその通りと思えるようにせねばなりません。
往復はがきの返信率は30%なんですが、いつも万難を排して参加してくれる友人も多く、それが継続の励みになっています。 今回は細川管理者による、医療・病院の現状解説と但馬の医療健康福祉的特性についてでした。
公立八鹿病院の活動領域についても、すべての機能が揃った高度な医療を提供できる総合病院であることが望ましいが、現実的には・・・・・・
面積当たりの医師数ではもはや但馬は僻地とは言えない。淡路島もすでに島と呼ぶが実際は陸続きです。北海道・東北に比べれば但馬を一つの医療圏域として見た場合、面積も小さく、しかもドクターヘリや道路の整備により時間距離は確実に縮小しています。 したがって各病院は得意分野と苦手分野を明らかにし機能分担しなければなりません。
豊岡病院は三次救急救命や脳神経外科、癌拠点病院など但馬全体の高度医療を支えます。
八鹿病院は内科、整形外科などの診療科と慢性期・回復期、訪問診療などを担っています。
①研修医派遣や臨床研修のあり方、②医師確保に係る大学医局と県立公立病院の適正な関係、③病院経営の現実と課題、④病院組合の経営体制(体質)など兵庫県に関わる課題も山積しているが、八鹿病院が地域に果たすべき役割は何処までか明確に示しながら、発展の可能性についても語って戴きました。
ビジョンがあれば、言動が変わります。 好感を呼べば人が集まります。