兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

ひとり言

藤田孝夫

政治と金、静かで深い批判

衆議院三補欠選挙が終わった、自民党が思っていた予想より結果は厳しかったのではないか? これは一年前の統一地方選挙兵庫県や大阪府選挙区の時と同じ流れです。期待や信頼が高ければ高いほど、その信用を失った時の反動は大きい。 期待が高くないとしても国民から税金を集め、あるいは国民や企業の預金を日本銀行経由で自由に借りて予算編成し再分配する権利を有する政権与党は重大な国民国家への責任がある。  有権者の多くはその重責を負う者の姿勢として、不適切であると判断したのではないか。 個人の能力や経験、政策立案能力以前の問題かも知れない。

国会とは比べるべくもないが一地方議会である兵庫県議会でも、議員活動に充てるべき政務活動費(月額45万円)の使途につては例の野々村事件以来、抜本的な見直しを迫られ、今は一円からの計上・請求書でなく支払った領収書添付で使途基準に沿って報告書を提出し、認められたものだけが後払いで議員に支払われる。そんな兵庫県議会議員だからこその考え方は自民党所属であっても胸の内に秘めているのではないか。

国会のことは国会議員のみなさんで決定するのがルールで、県議会議員の立場で申し上げることはありません。しかし選挙・後援会事務と議員責任が連座である基本、企業献金の廃止・規制、政治パーティー会計のルール、闇専従の禁止、など世間一般常識と思える部分(議員のお得過ぎる処遇)にはっきりした廃止改善の方向性をトータルで示せず、規制事項の小出し議論が続くのであれば信頼回復には至らない。(75日を待って収まったとしても)

敗れた自民系三候補、党本部の政治資金改革の方向性がはっきり示せていれば当選した可能性はあったのか?なかったのか? 

議員は所属政党で活動の質を高めるのはもちろんだが、議員個人の考え方や行動によって政党色に関わらず支援を受ける必要がある。そのためにもキャッチーな言葉で訴求してくる事業の本質を説明し、説得する力、必要な有権者負担を納得してもらう力を養い、自らの行動を大切にしなければならない。

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