執行権と決議権
どこに行っても兵庫県政(知事の言動)の話題で、中々会議の本題に入れない状態が続いています。
知事部局は議会の決議をもらって事業執行(予算執行)できるので、事前に内容を説明し意見交換するのは当然です。本来議場で行うのがルールですが、それでも議場で議論する前提条件として、事業の本質や、他事業とのバランス(優先順位他)で共通認識を持つことは重要です。これらの行為を事前の根回しと言います。
では個人のプライバシー情報を県議会(一部女性職員にも見せたとの証言あり)に流布することは県政推進上、どんな意味を持つ根回しなのでしょうか? 少なくとも県事業ではありません。だったら何の目的で個人の極めてプライベートな情報を公開する意味があるのか? その説明は一切なされていません。
今回の井の本氏の処分理由は根回しだったから、知事が指示したかどうか確認しない段階で、当時の指示者不明のままの今、知事減給だけで済そうとしている。
議会に与えられて議決権の行使は、その説明なき場合、行使できるはずはない。