兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

区長総会

人口減少は地域の支えて不足でもあり特に多自然地域は維持できなくなるとされる。では人口減少の中身は何か? わたしは家族(生活所帯)の構成人数が重要だと思います。

■家族の規模が縮小しています。

1960年頃の平均世帯数は5人 

2023年では2.23人 国立人口問題研究所の推計では2030年2人を切ると推計しています。

三世代家族から核家族化が進み、その後は単身世帯が急増、都市だけではありません。但馬や養父市では未婚の子供と親の同居世帯が増えています。親が亡くなると単身世帯が生まれ、高齢者単身世帯となる。 体力があり一定程度稼ぎがあるときは先行きするのですが・・・やがて家族以外の誰かのお世話になることにあります。 

■直近の養父市高齢化率40.73% 家族に代わるご近所の助け合い その先頭にたつ区長さんは本当にご苦労様です。

一旦実情を覗いてしまうと、ほっとけない、安否確認、詐欺、事故、災害支援、買い物、話し相手、痴呆症対応、もう区長さんの仕事は際限なく増えるばかりですね。 

■これは区のことですが、同時に市町、国県の実情でもあります。養父市には144区があるが、小学校区の区が集まって構成する18の自治協議会で区長さんの役割を共有したり後方支援する仕組みなどを進めています。広く分散して暮らす養父暮らしには 集中と分散をどう行うのかかが大きなテーマですね。

■公共機関に対する地域代表である区長や議員はどうなるのか?高知県大川村の議員のなりて不在の問題だろう。(大川村は人口350人 議員定数6名) 村役場はダム建設により湖底にある、即ち中心部は水没し高い尾根に人家があるらしい。1/6以上の欠員で補欠選挙、定員が6の大川村では、4人しか立候補しなかった場合には再選挙となる。もし次の選挙で2人以上が引退し、新たななり手が出てこなければ、村はどうなるのか。例え再選挙をしたとしても、議員のなり手は現れてくれるのか。過去8回の村長村会議員選挙は6回無投票、村長はずっと無投票。議会制をやめて村総会(全員による意思決定)を提案したことがあった。政府は議員規定を変更し公務員(たの自治体勤務)の兼業を認めたり、村も議会を夜間や休日に開会するなど工夫したり、今は移住者などが議員になり村議会は続いています。 

この際養父市でも区長、自治協議会、議員のこれからの街づくりにおける役割分担を考える必要があるように感じる。市行政の出先機関・従属機関と思われている。市関連の配布物や生活ごみの基本的管理を区長が無償で行っておることも理由だが、本来区長は区民の意向を行政に届ける、また行政の意向を区民に繋ぐ言わば区民と市政のコーディネートが仕事。決定権は区の総会や区長総会で決定する。つまり市行政とは協力関係にあるが独立した別組織だから別視点が求められるのかも知れません。  

課題は日々変化する、技術革新も日進月歩です。配りものもデジタル化を基本に紙ベースも最低限用意する必要が当面ある。しかし10年もたてばスマホとケーブルテレビを連動しタイムリーに配信が行われ、メッセージを誰が読んだか読んでないかを把握できる。安否確認や遠隔診療などプライバシーを確保しながら行える技術はあります。今から取り入れるの提言などを自治体に届け協議するのも区長会の仕事ですね。

■デジタルで人の目や手を介さずとも出来ることは増えてきた、これらを上手く活用したい。しかし人と人の交流や会ってやらなければならないことも多い。また対面であることに村社会の良さもある。ならば区長さんには、区民の安全監視を軽減し、区民の楽しいことやうれしい事、幸せを感じられるイベントや体験こそに従事して欲しいと思う。

活動報告最新記事10件
全記事月別アーカイブ