兵庫県議会議員みなみ但馬選出 藤田孝夫 ふじたたかおオフィシャルサイト

兵庫県議会議員みなみ但馬選出 藤田孝夫 ふじたたかおオフィシャルサイト

ひとり言

ひとり言
2022/12/7
★送迎バス事故対応の今後★
こども園の送迎バスで幼子が車中に残され死亡する事故が起きた。事故にならないまでも同様の子ども忘れ事案が発生している。そういえば3歳児から5歳児までの保育料を無償化したのも最近の大きな動き、保育に欠ける子も欠けない子も家庭で育てるのではなく専門家が育てることは第三者の視点も加わりより良い保育が行われる、少子化と相まって保育需要は急拡大した。そこにマンパワーが質量ともに不足していたのだろうか?
氷山の一角か特別な状況が重なって起こった特例中の特例なのか?
  ともかく今回国補正を受けて、県は各市町の保育園送迎バスの子ども置き忘れ事故防止の予算を付けることとなり12月議会にも上程された。内容は・・・・
今回はAIセンサーにより車に残った熱源・移動物体を検知する電子機器を送迎車に付けるという。 この延長は子供にICタグをつけレジを通禍する時、あるいは万引き防止のゲートのように車に乗車した人数と降車した人数をカウントすればもっと簡単正確に降ろすことが可能だ。
このことは保育士職務の削減でないとすれば、本来保育士に求める職能とは何を優先するのかが問われる。少なくともセンサー完備の送迎車が出来れば、保育士は車に乗る必要が安全上無い。
必要な作業だが誰がやっても個人の資質による差が出ない職種がある。例えばモノを運ぶウェイター、ピッカー、運送、輸送、預かったモノを欲するところへ定時に破損なく運ぶ、予め計算されていて許容範囲ならOKの世界。しかし間違いなく届けて当たり前の世界。 ~様々な天変地異(状況変化)へも対応することだってあるだろうが~ この種の作業は個人差がなく賃金上昇の期待は最低賃金アップしかない。  
保育に関する仕事の一部が安全上、今人の手を離れ機械化(AI)された、こどもに触れる保育士の笑顔、挨拶等温かみ? なかなか評価指標が見つからないが、そのわかりにくさこそが人事評価の妙かも知れない。 
2022/2/15
但馬地域政策懇話会
令和4年度の但馬県民局事業(予算)に関する、首長・県議の意見交換会が開催されました。 ひとり言のコーナーへの掲載ですから、この際予算や事業など具体的な検証より、その前提となるそもそも論を少し・・・・
根拠の無い思い込みや、なんとなく感じたことを羅列する会議ではない。リーダーの言動には目標とすることを実現するための幾つかの戦略を建てた上で、達成率を検証する意味で課題を抽出していく。そのために国施策や県施策、他自治体の考え方や取り組みを知りながら議論を深めていくのが普通です。いきなり議論に参加すれば実証データを確認していないので勢い意思疎通とか距離感とか根拠なき感情論でもぶつけざる得なくなる。気位の高い御仁なら尚更そうなります。 しかし今回の回答は粋でした。この方の引っ張ってきた言葉の選択眼はとても技術系幹部とは思えないセンスに溢れていました。
①距離感が遠い
県は市町の課題を認識する態度に賭けるのではとの問いに「箸が転んだこともお会いして話すくらいにお伺いする機会を作って意思疎通を図って参ります」
②JRの運行便減
赤字路線縮小下でのJRディスティネーションキャンペーンは我が町に恩恵が無いのでは? 「DCの宣伝効果は絶大、但馬の期待はそこであり観光客はJR利用するかしないかは関係ないとも思える」
③但馬のシビックプライド醸成
「但馬人は故郷への誇りはあるが自身が無い、だから帰って来いとは言わない」「但馬をよく知ってるのはよそ者かも知れない」
敢えて要望する時、重要度が高い低いに関係なく探して見つけた課題ばかりを羅列する会議になったりする。それでは会議に参加しても何も得られない。地域の将来展望を持ちより県施策と擦り合わせる会議にしたいものです。(失礼しました) 
2021/12/2
コロナ×行革×環境×空港
第3回コウノトリ但馬空港のありかた懇話会が開催されました。傍聴参加です。 新型感染症を想定していない時期に本会が立ち上がったこと、若い改革派と自負する新知事が誕生したことなど状況変化は大きい。ジェット機への対応を想定して地元意欲と遠距離飛行ルート開設による経営安定性や建設コスト等、どうバランスをとるのかが議論される期待が大きかったのだが・・・。加えて県議会でも行財政構造改革では三年ごとの見直し年で各会派でも大型投資事業である県庁舎再編整備やコノトリ但馬空港の滑走路延長などは、慎重であるべきとの意見もある。 当懇話会の予定は大幅変更を余儀なくされた、これは4回目の外部要因(前述投稿参照)です、しかもマイナスの。一旦開催凍結もあったと思うが一応委員を含めて現況確認と県民への発信が主目的であったようだ。 説明資料では
1.コロナ禍が及ぼす空港需要への影響
2019年の国内航空旅客数
1億187万人だったが2020年は3377万人で67%減少、経営状況では同年比で60%売り上げ減少。空港維持管理の会計でも利用者負担である使用料や燃料税の減少分を財政投融資で穴埋め。国際航空需要の回復見込みは2023年を想定。
伊丹~但馬路線
2019年の利用者数40559人が2020年では15648人、61%減少。
2.今後の但馬地域が目指す方向
鳥取西部から京都北部の空港周辺の観光入込数は941万人(砂丘周辺295万人、浦富海岩井温泉46万人、但馬941万人、京丹後211万人、与謝野町40万人、伊根町36万人) 城崎温泉の外国人人気、竹田城跡、余部橋梁、芸術文化専門職大学の開学、豊岡演劇祭の開催
3.利用回復及び但馬空港の活性化に向けた取り組み
先ず利用回復、(旅客数の増加、地域の賑わい関心) 旅客以外の人も含めた空港の多面的利用(スカイスポーツ等) そしてRESA:空港法改正に対応できる滑走路延長、就航率改善:悪天候で欠航にならない機器設備導入の3項目が示された。
その後委員の発言となるが地元選出委員からは従来通り、山陰海岸沿岸地域の地元経済界の発展に不可欠との視点、観光交流人口を増加させるための視点からの発言が多かった。鹿児島や熊本と相互乗り入れチャーター機ツアーでは姫路城・竹田城跡・城崎・橋立が訪問地で日帰りツアーの近接観光地と言うイメージとは違うことから大阪、京都から足を延ばす外国人観光客獲得の可能性などが言及された。  
経済の専門家、航空関連の専門家からは、当然ながら随分慎重な意見が出された。今彼らに再投資しろと言うのは無理というもの、旅客数回復による経営安定が最優先では止む無し。
~ 私 見 ~
 
大型投資事業はいつから考えるのか?
「コロナ対策最優先、経済よりまず命が大切」は当然です。コロナ禍で大型投資事業を話題とするタイミングとしてはどうかと言う意見は当然ありますが、目先のコロナ対策を最優先するあまり、すべての議論を停止する事があってはなりません。またまず地域内需要を高めろとは一見まともな意見ですが、広域で事業活動する企業や個人が増えている現在では活動圏域を居住エリアと同一で捉えるべきではなくなっている。世界ジオパークや世界演劇祭、多様な食など飛びぬけた幾つかの特徴を更に突き抜けて認知を得ようとする当エリアにはそぐわない。その意味では山陰近畿自動車道や北近畿豊岡自動車道などの高速陸上交通網も発展が空港需要を阻害しているのではなく両社は補完関係にある。 問題は移動距離の長中短の設定が出来ていないことです。従って結論は、この際空路は更に長距離で設定すべきです。
B/C・経営安定性は?
あまり言いたくないが、青野運動公園では120億円回収作業中(指定管理者からの基本的返済額は年3000万円)。旧みどり公社も分収造林事業(県下民有林面積の10%)を整備したが未だ伐採回収率は数% では破産手続きをするのか?   ■ 交通事業は民間経営の黒字化が前提か?  これでは密集都市だけが効率性の高さを競争力として唯一存続し他は整備されなくなる。 巨大投資というが回収年限と地元発展の数値をどう盛り込むのか? 新らしい長距離路線就航の経営計画は誰が立てるのか? 事業者はだれか? これらにより経営安定性は大きく変わるのではないか? アドベンチャーツアーの伸び、SDGsへの取り組み、など但馬がおかれているチャンスは活かさねばなりません。航空機のエコ度が低くジェット機には乗らないとヨーロッパが言えるのかな? RESA対応期限は令和9年3月末、必要金額は約40億円と言われている、この計画に密かにジェット対応の滑走路延長も想定した設計にすることは言うまでもない。   
2021/11/24
~良い一日のために~
ノマドランド
一個の人生といえるものにとって必要なものは、達成や完成という人生の時間ではなくて、よい一日という人生の時間だ
  • ■今日も一日よく生きよう 人生と言う仕事を全うするために
  • ■それをフォローするものは簡素で実用性の高い道具
  • 春秋より
 
2021/9/4
夏期大学・森永卓郎氏
 
第54回文教府夏期大学、今年で最後となるようです。昭和43年より始まったこの講演会は、当初2日間にわたり5~6名の有名講師を迎えて開催されていました。初回は司馬遼太郎・伊藤昇・犬養道子(敬称略)、開会あいさつは阪本勝兵庫県知事がされました。
昭和51年の第9回よりは一日の開催になりましたが、講師陣は草柳大蔵・永井路子、岡本太郎、橋田寿賀子、笹沢佐保、平岩弓枝、池田満寿夫、戸川晶子、五木寛之、大江健三郎、小松左京、福井謙一、藤本義一、浅井信夫、稲本正、柳田邦男、養老孟司、内橋克人、生島ヒロシ、里中真知子、田原総一郎、湯川れい子、落合恵子、家田荘子、安藤忠雄、金美齢、・・・・ 色々事情はあるのでしょうが、単純に聴講者の立場からは残念と言うほかありません。 さて森永氏の話、関心のあることしか覚えてないのでしょうが、印象に残ったのか下記でした。
  • 東京都の転入数がコロナ禍で60%減少(増えていることに変わりはない)
  • Amazonの出荷作業:自動ラックの巨大倉庫からのピッキング作業は時給が高い
  • しかし手持ちの端末に商品の場所と標準所要時間が表示されカウントダウンが始まる
  • オーバーした時間が集計され上司に注意を受けるが、上司もマニュアルにより怒る
  • 東京都のオフィース空室率6.2% (3畳一間の家賃7.5万円)
  • 港区の平均所得1600万円、職種は不動産業・株式譲渡益
  • タワーマンションのペントハウス住まいがステータス(竹中平蔵、ホリエモン)
  • 超贅沢はエネルギー使用量も莫大、常時空調・防犯管理
  • 遠くの貧国を無造作に寄付で助けるより近所消費が大切
  • 負荷方式の年金では勤労者の掛け金を受給者で分けるが、30年で40%支給額は減少する
  • 但し、66%が70歳まで働き女性の多くがフルタイムで働けば維持できる
  • 即ち借家住まいや年金暮らしの人は物価高、生活コスト高の大都市部では暮らせない
  • 富山県舟橋村の例:野菜作りの奨励と立派な図書館(晴耕雨読)
  • 森永氏:米、肉・魚(動物性蛋白質)以外は自家栽培とご近所での物々交換で暮らす
  • 趣味のコレクションに係る費用は、講演・出演料などの収入の範囲で賄う
  • 楽しい仕事は稼げない、つまらない仕事は労働力需給のバランスで稼げる
 
楽しい時間を過ごしながら暮らす方が高額所得を得るより豊かではないか? 自分の良心に正直な生き方をする方が幸せではないか?  十二分に稼いで多分高額所得の森永さんからの幸感をこう話されました。     

最新記事10件

月別アーカイブ

兵庫県議会議員みなみ但馬選出 藤田孝夫 ふじたたかおオフィシャルサイト