兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

活動情報

藤田孝夫

現役JCとの懇談会

  DSC01703現役JCメンバーとの意見交換が今年も議会中に行われました。兵庫県下25の青年会議所、兵庫ブロック役員、そしてJC出身議員とが一堂に会しました。井戸知事の講話、青年会議所の現状と兵庫県議会の現状報告、そして懇談です。南但JCからは松上理事長、古屋、田中さんが参加されました。兵庫県議会の現状報告をさせていただきましたが、内容は以下です。DSC01700

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それでは、私の方から、兵庫県議会の現状につきまして、少しお話をさせていただければと思います。

 1 県議会については、皆様よくご承知おきのことと思いますが、県政にかかる重要な事柄について議案などの審議を通じ、県としての意思を決定することが主な仕事であり、「議決機関」と呼ばれております。

これに対しまして、県議会で決められた施策を具体的に展開していく~ハンコをつく~のが知事、教育委員会、あるいは公安委員会などの行政委員会で、これらは執行機関と呼ばれています。

 2 執行機関と議決機関があることから「二元代表制」と呼ばれておりまして、住民の代表である首長と議会(議員)がお互い対等な立場に立って、緊張感を保ちながら、ともにその地方自治体の運営に携わっていくというものです。

井戸知事(執行機関)からはいつも十分考えられた事業から提案されるのですが、さらに地域実情に即した効果的執行ができるよう議会は立場上、敢えて、多面的にゼロベースで審議をする これが緊張感につながります。

 ここ最近、住民の皆様をなおざりにし、議会と首長がお互いの思いだけにより、意味のない対立を続けるといったような報道をよく目にします、どことは言えませんが、大体変わり者の首長がいる自治体ですが・・・・

 これは全くもって本末転倒な話であります。マスコミネタとしては良いのですが、選挙のために目立ちたいだけのパフォーマンス等、意味のない対立の中からは何も生まれてきません。住民の皆様から大きな信託を受けた議会(議員)と首長(知事)は、住民の皆様に対して何ができるのか常に考え、派手な選挙運動と地味な政治活動のかい離を埋めていくため県政の事実を解りやすく県民に説明することや、より良い地域創りを目指して力を合わせることが原点なのではないでしょうか。

 3 兵庫県で初めて県議会が開かれましたのは、明治12年5月で、当時の議員数は74名でした。現在の条例議員定数は89名ですが、たつの市及び揖保郡選挙区におきまして1名欠員となっているため、現員としては88名の議員がおります。

 4 議員は、政治上の主義や政策を同じくする者が集まり、会派と呼ばれる団体を構成し、様々な活動を行っております。現在の兵庫県議会における会派名とその人数の内訳を申しますと、自由民主党が44名、民主党・県民連合が17名、公明党・県民会議が13名、日本共産党が5名、無所属が9名となっております。

 5 今、お話しをさせていただきましたとおり、現在、兵庫県議会における最大会派は自由民主党ですが、そのほぼ半数となる役20名の議員がJC出身であり、JC議員連盟に属し会派だけに留まらず、議会の中におきましても ~私が言うのもなんですが~ 大きな存在感を示しております。

 6 現在、県政における喫緊の課題は、行財政構造改革を着実に推進し、悪化している県財政を回復基調に乗せることであります。そのため、平成20年10月に「行財政構造改革の推進に関する条例」が制定され、「新行政構造改革推進方策」「行革プラン」が策定されました。その後の社会経済情勢等の変化を踏まえ、制定後3年目に当たる、22年度には総点検が行われ、23年3月に「第2次行財政構造改革推進方策」(第2次行革プラン)が策定されたところです。そして本年度は、この第2次行革プランの策定から3年目を迎えたことから、2回目の総点検が行われることとなりました。

 この推進方策を策定、または、変更するに当たっては、必ず議会の議決が必要となり、また、議会は、この推進方策の変更等について、知事に対して意見を述べることができることから、本年度も三年前と同様、議会として、「行財政構造改革調査特別委員会」を設置するとともに我が会派内においても、3つのワーキングチームを作り、様々な観点から、綿密な調査・検討を行いました。

 「行財政構造改革調査特別委員会」は、この1月27日に、調査報告書を議長に提出いたしましたが、前回の見直しの時と同様、その内容は、私から言うのも何ですが(行革プラン)に大いに反映されることとなりました。

 7 また、本年度は、議員定数の在り方等についての検討を行うため、「議員定数等調査特別委員会」を設置して様々な議論を交わしました。つい最近、新聞等にも報道をされましたが、先程お話しいたしました89名の定数が、来年春の選挙(平成27年4月予定)から、佐用郡選挙区が赤穂市・赤穂郡選挙区と一緒になり(合区)1減、また、定数2の高砂市選挙区が1となることにより1減の計2減となり、87名となる予定です。

 なお、私の選挙区であります養父市選挙区につきましては、来年春の次の選挙(31年4月予定)に向けて、今後、その取り扱いが検討されることとなっております。

 8 現在、第322回定例会が開催されております。兵庫県議会は、現在、定期的に開かれる「定例会」と臨時に開かれる「臨時会」とになっており、定例会は年4回(毎年2、6、9、12月)招集されることとなっております。現在、開催されております、2月定例会は、今月の24日まで開催されますが、主に新年度(26年度)の当初予算、行財政構造改革推進方策修正案、すなわち兵庫県が新年度に取り組む施策についての審議が行われます。

 9 議員は出身畑によって3つに分類されると言われます。一つは公務員系、二つは市議会・国会議員秘書系、三つは自営・企業系です。私どもJC議員連盟のメンバーは、どちらかと言えば自営・企業系が多く、企業経営の責任を担いそのため会計帳簿やマーケット動向を絶えず見る習慣が根付いています。加えて現役時代に培った修練、奉仕、友情の精神を守りながら、新時代の兵庫に向けて、今後も議員活動に邁進していきたいと考えております。

 そのためにも、それぞれの地域でリーダーとして大きなご活躍をされておられます現役の皆様方のお力を是非とも頂戴いたしたいと考えておりますし、皆さんの中で、志を持って議員になる方も歓迎しますので今後ともの情報交換と懇親をよろしくお願い申し上げます。

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