兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

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藤田孝夫

祝 朝来市制20周年

朝来市が誕生して20年 朝来郡の旧4町合併で行政効率を高め、時代を生き抜く、但馬の玄関口として希望ある朝が来る町でありたい、そんな市民の期待を背負って初代・井上市長、多次市長、そして現藤岡市長、三人の市長が頑張って来られました。また市民代表としての歴代市議会議員の皆様、市職員の皆様、そして何よりも主役である市民の皆さんにも祝意と敬意を表します。 私は養父市に生まれましたが、社業であった㈱藤田製菓、生野高校、南但青年会議所など、朝来市とは長く深いご縁を戴き今に至っています。皆さんと共に改めて20年を振り返り、次の10年、20年を想像する機会であればと思います。

■今の朝来市と言えば知名度的には「天空の城 雲海に浮かぶ竹田城」でしょうか?「生野銀山・神子畑選鉱場」でしょうか?  「日本農業遺産 岩津ねぎ」 も急上昇です。兵庫県政は巷で大変有名になりました。個別の県民事業への影響が無いよう心掛けますのでしばらく静観願えればと思います。チャンスもピンチも含んて劇的に上がった知名度をどう活かすのかがとわれます。

■小さな日本中にどこにでもある田舎町、朝来市。何とかしなくてはと思い続け、アンテナを高く掲げ、あらゆる可能性を探る動きは、打ち上げ花火のような一過性のモノではなく、実に実直真面目な総合的な進め方だったように思います。

■地勢交通  北近畿 豊岡自動車道(国道483号)と播但連絡道路が結節する高速道路網と、 東西方向の国道9号・国道429号、国道312号・国道427号が交通軸  また、鉄道網は山陰本線と播但線 但馬・山陰地方と京阪神大都市圏とを結ぶ交通の要衝の地 

■産業  戦争中のスプリング工場の疎開から始まるバネ工業の集積、その後の臨機応変な企業努力と企業支援によって金属製品製造業及び豊富な水から食料品製造業がその中心となっている。これらの産業が朝来市の経済を牽引しており付加価値の高いものづくりが行われいる 朝来市経済総生産額2100億円の50%は外貨を稼いでいる。しかも県内移輸出30%県外移輸出70%)

現在の兵庫県人口は530万人 2050年予想420万人 24%減少

朝来市人口2万7千360人 2050年予想 1万7千人 37%減少

人口減少を止める簡単ではありません こ減少を止めて増加に転じることをあきらめてはなりませんが、一方で人口が減っても快適豊かに、幸せを感じながら暮らし経済も維持する方法が見つけるのも方法です。 

■人の幸せは2つ

  • お金が儲かり、モノが手に入り、社会的地位が得られること(金モノ名誉欲の充足)
  • 自己実現、成長、繋がり、感情、自分の価値観を大切にして、金モノに固執しない。

前者は高度競争社会、東京のような環境です。後者は沖縄など地方でしょうか?

東京の平均年収給与は厚労省調査では約644万円 沖縄は394万円 ところが合計特殊出生率は東京が0.96人、沖縄1.6人 結婚子育てできない理由として経済的理由を一番に挙げるむきが多いが、このデータではこの論は当てはまらない。さてどちらが幸せか? 朝来市はどっちでしょうか?(433万円 1.6人)

更に目指すものは、人の幸せ、歓びをどう感じてもらえるか、東京との比較ではないオリジナルな田舎指標が重要です。総合計画とはもはや経済トータル数値だけでは表せないのです。

例えば・・・・

■デマンド型朝go 今まで外出しにくかったお年寄りの方々が、外にでて銀行・病院・買い物に加えて、人と会う楽しい食事する、趣味のサークルに行くこと等で、高齢者の笑顔を何人にどれくらい提供できるか? 

■子育てしやすい町日本一とは、施設を沢山作って無償化する事業も重要ですがこれは東京のやり方で大きな財源が必要です。財政基盤が脆弱な町では限界があり勢い国が財政支援をすべきとの不満に終始します。 同居あるいは、ご近所に住んでいる祖父母やそれに代わる地域のコミュニティーで子育て世帯を助ける仕組みを創ることも可能かもしれません。

■就農はもちろんですが若者を呼び込む起業・スタートアップ、は地域資源活用を優先した加価値を求め、小さくてよい。そしてUIJターン希望者は大歓迎との市民メッセージが必要です。この熱意はきっと朝来市出身の若者にも届くはずです。

こんな朝来市創りを誰がするのか? 市長がしてくれるのではありません。市役所の職員がしてくれるのではありません。 県も国も他地域に先駆けて優先的には行えません。 ここにいらっしゃる皆さんをはじめ朝来市民がやるしかないのです。

優れた歴代市長のリードでバランスが取れた実績を揚げ みなみ但馬の中心となった朝来市。次の10年はこの実績に市民全員の意見反映が出来る仕組み創りが最も必要です。何処に何を創り、誰がどう運営するのか? 負担はどうするのか? 国が決めるのではありません。 市役所はそれら市民意識を醸成し、協働するあるいは側面支援することで更に多く市民の知恵を活かせるかもしれません。

私達は何処へ行こうとしているのか? そのためには私達一人一人が何ができるのか? これらを考え実践できる次の10年であることを願い・今ここで皆さんと確認し合いながら 朝来市政20周年を高らかに、そして心からお祝い申し上げたいと思います。 

朝来市制20周年おめでとうございます。

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