兵庫県議会議員みなみ但⾺選出 藤⽥ 孝夫(ふじた たかお) オフィシャルサイト

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藤田孝夫

森林県 高知県

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林業振興議員連盟

の現地調査です、行先は高知県。調査目的は①CLT建築に関すること、②県立林業学校に関すること、③木質バイオマス発電に関すること、④県産木材の製材に関することの以上4点について先進県である高知県の取り組みを学習することです。併せて兵庫県でも取り組んでいるこれら木材利用計画を確実に推進することです。  

まず高知県の森林概要です

日本一の林業県を自負するその内容は
  • 森林面積:60万ヘクタール
  • 森林率:84%
  • 人工林面積:39万ヘクタール
  • 人工林率:65%
  • 人工林総蓄積量:1億5700万㎥
  • 年間成長量:300万㎥
  • 年間原木生産量:61万㎥
 

我が兵庫県の森林概要は・・・

  • 森林面積:56万ヘクタール
  • 森林率:67%
  • 人工林面積:22万ヘクタール
  • 人工林率:42%
  • 人工林総蓄積量7800万㎥
  • 年間成長量:123万㎥
  • 年間原木生産量:31万㎥
 

単純な比較

では森林面積は同等だが、人工林面積では高知県が兵庫県の2倍、自然条件などの差もあるのかどうかはともかく植林された面積に比例して森林蓄積量と原木生産量も高知県は兵庫県の2倍近い。    

高知県

でもバイオマス発電施設が2か所稼働、また県産材利用促進の川上施策として県北部の森林地帯(大豊町)に大規模製材所である「高知大豊製材(株)」を設置している。   またバイオマス発電需要増が著しいbc材など新たな(製材利用以外)木材搬出のためマンパワーの不足から、高知県立林業学校を27年度から創設している。これらの状況や県施策の方向性は非常に兵庫県と共通点が多い。搬出木材を丸ごと利用するためにCLTを推進しており、一本の丸太から削り出す従来の建材生産に加えて、細い板材を交差圧着させて強度が高いCLTを建築に使用するため、建築工法についても従来の軸組工法を元に様々な改良取組が行われている。自由度の高い設計でありながら防音、保温など環境性能も強いことなどが確認されつつある。問題は建築基準法に適う設計強度をどのように数値計算できるのか? コスト削減できる建築工法はどうすべきかなどだろうか?    
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