
鳥取・兵庫・京都の3府県にまたがる山陰近畿自動車道路(整備中)とユネスコ認定の山陰海岸ジオパーク、これら事業を推進するため3府県議員の会で活動しています。
1.ジオパーク活動と課題
三議会の調整をしながら、総会・現地調査、国要望を毎年開催しながら関連事業に参加しています。世界ジオパークは認定後も4年に一度、再審査が行われますが、2028年が再審査となります。ジオサイト内での鉱物販売や、立ち入り禁止地区での事故の検証、従来からの課題である民間、学校教育、地域団体とのパートナーシップ構築、ジオエリアの海域への拡大、解りやすい案内、誘導標識の設置、多言語化など進めています。

2.一般社団法人化へ向けて
ジオパーク推進協議会(事務局但馬県民局、会長豊岡市長)は9つの自治体と市町ごとの商工会議所や観光協会など、公的で重い団体で構成されています。点在するジオエリアごとに市町支援で今まで精力的に事業展開されてきましたが、今後の事業推進に当たっては山陰海岸ジオパークの共通指針に沿うよう意見調整が必要になってくることから、一般社団法人化が決定されました。

3.法人化での進化方向を考える
推進本部としての専門人材によるリーダー的役割が求められます。
●プロパー職員による運営と市町、ステークホルダーとの調整
●大学生サークル、高校生の部活他 若者、地域外からの参加
●地域教育人材の発掘 地学 海洋 生物多様性 食文化 歴史 伝統 芸能
●ガイド育成 多言語対応
●山陰ジオ認定・推奨の基準つくり (宿泊施設 ビーガン、アレルギー、 環境負荷低減、 ゼロエミッション ユニバーサルデザイン 特別推奨プログラム
●エリア内(国立公園)ホテル誘致と空き家改修宿

これら実現のためには、諸経費を賄えるよう旅行業資格やロイヤリティー制度も必要かもしれない。本年度のジオパーク要望会が、山陰近畿自動車道の整備促進大会の前日であったことから、その要望内容の重複は、整理しなければならない。 確かにジオツーリズムの推進には全線電化された鉄道や、ジェットが離発着できる空港、高速道路はあったほうが良いに決まってる。しかしその要望が実現した時、山陰海岸ジオパークがその魅力を伴っているかが重要です。 それらアクセス改善要望は知らず知らずに訪問客数だけを獲得することを目指していることにはなっていないか? もし京都や東京のようになればジオそのものの魅力は喪失しかねない。 まず魅力アップに注力し、獲得すべき層から支持を得ることが重要です。交通アクセスも改善すれば、多様な観光ニーズ(ジオに関心ある人もない人も短期も長期も)に答えられるかもしれません。
